読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

聞文読報

聞こえる言葉を文字に起こし、目で聴く読み物に変えて発信します。

8月26日 武藤貴也 衆議院議員 週刊文春掲載記事についての記者会見・質疑応答(全文) 『衆院第2議員会館』

※2015年8月26日、『衆院第2議員会館』より

記者会見

ヨシカワ(弁護士)

では、定時となりましたので、衆議院議員武藤貴也の〔週刊文春掲載記事について〕の記者会見を開始させていただきます。

わたくし、本日、司会を務めさせていただく弁護士のヨシカワと申します。

本日はご案内させていただきましたように、会場の都合上、〔平河クラブ〕所属の報道機関並びに〔滋賀県記者クラブ〕所属の報道機関の記者の方に出席を限定させていただいているということで、ご了承をお願いいたします。

本日はまず、武藤貴也の会見。続いて、質疑。終了は会場の都合上、13時40分を予定しております。ご協力をよろしくお願いいたします。

では代議士、よろしくお願いします。


武藤貴也衆議院議員

8月19日発売の週刊誌に、新規公開株に関する記事が掲載されました。本件をめぐる事実関係については後述いたしますが、まず今回の件につき、これまでわたくしを支援していただいてきました地元の滋賀の皆さま、また今回、ご迷惑やご心配をおかけしましたすべての皆さまに、心からお詫びを申し上げたいと思います。

関係各位より本件につきまして、自分自身の言葉でより詳しい事実関係を説明すべきではないかというお声を多数、頂戴いたしました。わたしとしても、この記事が出た瞬間に、記事には書かれていない真実を公開しようと思っていました。

しかし、自民党に籍をおく政治家として、いま、またいま、安保法案の参院審議中という微妙な時期において、わたし個人の判断でそのようなことをすることはできませんでした。党と協議の上、世間をお騒がせし、また法案審議に余計な負担をかけたことに対するけじめとして、正式に離党手続きが済みましたので、改めて一個人として、本件についてご説明させていただきたいと思います。

まず、今回の件について少し遡って経緯を詳しく申し上げます。

この問題は、先日発売された週刊文春の情報源とされるわたしの後輩A氏が、わたしやわたしの知人から預かったお金をすべて失ってしまったところから始まりました。

彼は以前から事業資金を各方面から集めており、わたしにも実際、A氏の申し出があり、平成24年の12月から、わたし個人の資金を、最初は500万円から始まり、数年間の累積で、非常に大きな額ではありますが、4,000万円も預けるに至りました。これはわたくしが今まで選挙や政治活動のためにと思い、個人で貯めていたすべての資金でございます。

しかし、実際わたしがA氏に預けた資金はこれだけではありませんでした。知人から預けられた3,000万円。さらに彼に懇願され、わたしの親から預かった3,000万円。数年での累積ですが、それらは合計で約1億円にものぼりました。

わたしがなぜ、このような非常に大きな資金をA氏に託したのか、当然、疑問に思われる方も多くおられると思います。

実はA氏とわたしは、学生時代から約10年の付き合いがありました。いつも、食事をしたり、お互いの家に泊まったりして、政治家になる夢を語りあった同志だったといっても過言ではありません。若い頃から築き上げてきた信頼関係ですので、当然お金とは無縁の、本当に心を許せる後輩であり、友人であると思っていました。

ところが、わたしが当選をしたのち、A氏の心の中で何かが変わったしまったものかもしれません。A氏が突然、わたしのために資金を作りたい、武藤さんを自分の生命保険の受取人にしてもよいので、信頼して事業資金を預けてほしいとまで言ってきた、言ってきました。

わたしは当時、A氏のことを完全に信頼しきっていましたので、当然、政治資金も必要だという思いもあり、しっかりとした調査もせずに、A氏の要求する金額を預けていきました。

もちろん今となっては、若い頃の友人関係の延長でA氏を信頼しきっていた、わたしの人間的な甘さが間違っていたと心から反省をしております。

ちなみにA氏の言う事業の内容は、有名ブランド品の売買でした。A氏曰く、世界でも高値で取引されているブランドを中心に、売り先と買い先が決まっているもののみを転売して利鞘を稼ぐビジネスに資金を使う、ブランド品だけに値崩れの心配はなくリスクはゼロという、との説明でした。

しかし、平成24年の暮れから資金を渡してほどなく、「天候の影響で商品の売買が遅れ、そのため穴があいたから、それを埋めるためのさらなる資金が必要だ」、あるいは「銀行口座がロックされてしまったため、そのかわりとなる資金が必要だ」などと言って、さらなる資金を工面してほしいと言ってきました。

わたしは、もともと預けた事業資金もなくなると言われ、それは困ると思い、各方面、自分の責任の持てる範囲で幾度となく資金を工面しました。

最後に資金を渡したのは、平成26年10月初旬でした。わたしに「これで最後です。これですべてうまくいくようになるので、なんとか信用してお金を工面してほしい」と言ってきました。

わたしは何度も本当に大丈夫かと確認し、これですべてがうまくいくようになるならと思い、本当に最後だと言って、仕方なく苦労してお金をつくり、1,000万円を預けました。

しかし、あとからほかの被害者の方々からもお聞きしてわかったことですが、最初からA氏の事業の実態はほとんどなく、わたしが最後に渡した1,000万円でさえ事業に1円も使うことなく、ビジネスパートナーと呼ばれる女性に横流しされ、ほかの方の配当か返済にすべて回してしまったようであります。これはのちにA氏本人から聞きました。これらの資金事業に使うといって集められ、その事業に使われていなかったのです。

それからこれものちにわかったことでございますが、A氏はわたしだけでなく、わたしの秘書にもこの事業の話を持ちかけていました。わたしが信頼しきっていたことが、秘書もA氏を信頼した理由だと思いますが、秘書もA氏に、知人のものと合わせて、こちらも非常に大きな額ですが、約4,000万円もの資金を預けてしまっていたと聞いています。

結局、A氏は最終的に事業に失敗し、お金は返せなくなったと言ってきました。わたしやわたしの知人、秘書などから預かったお金をすべて失ってしまったというのです。これには本当に困り果てました。

そんな状況の中で、非常に困っていた昨年の10月下旬。わたしの秘書が知人Bから「値上がりしそうな株があるので、資金をなくしてしまったのならこの株を購入して穴埋めしてはどうか。枠は押さえている」という話を聞いてきました。一般公募入札で得意顧客のために押さえられている特別な枠があるとの説明でした。わたしは株の取引をしたことがなかったので、再度、秘書を通じて知人Bに確認をいたしましたが、「知人Bは、その株は必ず購入できると言った」との報告を受けました。

そこで、わたしも信頼している秘書が間に入っていたこともあり、その話を真に受けてしまい、わたしが預けたお金を失ってしまったA氏に「この株を購入して、わたしが預けたお金の返済にまわしてはどうか。必ず買えるみたいなので」という提案をいたしました。

この時、わたしはまだ、なんとかA氏に金銭問題を解決してほしいと考えていたのです。A氏にはとっくに裏切られていたのにもかかわらず、どこまでお人よしなのだと批判されても仕方がないというふうに思っています。

お金に困窮していたA氏はわたしの話を受け、前向きに検討をし始めました。株式購入について、取得した株の売却時期や利益が出た場合に支払うべき税金等を何度か問い合わせてきました。

しかしわたしは、株の取引について詳しいことはわからなかったので、直接、話をもってきたわたしの秘書と話すように伝えました。ちなみに、A氏はこの話をもってきた秘書の知人Bからも資金を預かっていたようで、A氏から「誰の紹介ですか」とわたしが聞かれた際、B氏からの紹介ですと、B氏からの話ですと告げたところ、「なんだBさんですか、よい話をもってきますね」と言ったことを記憶しています。

週刊誌の記事によればA氏は「国会議員からの話だから信用した」というふうに証言をしていますが、実際この話はB氏からのものだということをA氏は知っていたので、国会議員だから信用したという話は事実と異なると思います。そしてその後、検討の結果、A氏は株式購入のための資金を準備するということでした。

週刊誌の記事では、わたしが指示して集金させたかのように書かれていましたが、事実はA氏自身の判断で株式購入をするために、ご自身で資金を準備したことがおわかりいただけると思います。

また、この際のやり取りの中でわたしは、A氏がわたしの名前を使い、国会議員のために枠を押さえているという話をしながら資金作りをするといけないと思ったので、そのようなことが絶対にないようくれぐれも注意してくださいと付言しました。当然ですが、公募の様式であり、知人Bが特別に枠を押さえているだけで国会議員のために押さえている枠ではないからです。

ちなみに、A氏はB氏からも資金を預かって、先ほども申し上げましたが、預かっていましたので、直接お互いを知っており、株の枠についてはわたしではなく、B氏が押さえているという認識があったと思われます。

今回の報道において、わたしが一度も使用していない「国会議員枠」という言葉がひとり歩きしておりますが、おそらくこの時のA氏とのやり取りを切り取りしたものと思われます。

再度、申し上げますが、わたしはあくまで事実と異なりますので、「国会議員が枠を押さえている」などという表現を使っては困るという意味で、A氏に伝えておりました。

この部分の表現につきまして、「説明が必要」という方がおられます。これはもともと個人的なやり取りであったので、誤字脱字も含めて、たしかに不正確、乱雑なところがあったかもしれません。その点も、反省をしなければならないと思っています。

そのあと、株購入の手続きは、わたしの秘書と知人が行っていたので、細かくは把握しておりませんが、A氏は新たな資金を預かったり借り受けたりして資金を作ったようです。

そして、秘書の口座を利用したという点が、たくさんの方にご指摘がなされていますが、A氏からは自分の口座が裁判所から仮差し押さえされていること、またA氏自身がブラックリストに載っているため証券口座がつくれないなどという話がありましたので、秘書の口座を利用するということになったのだと聞いております。

この時、秘書の口座に資金を振り込んだ方々については、A氏の指示で振り込んだ方々であり、わたくしは、またわたくしの秘書も、その金額、あるいは振り込んだ方々のお名前や人数についても、まったく存じ上げませんでした。

そしてそののち、平成26年11月、秘書の口座にある資金で株式の一般公募に応募したのですが、B氏から「たしかに購入できる」と言われていた株が結局、購入できませんでした。その理由については秘書を通じて何度もB氏に問い合わせましたが、合理的な説明はありませんでした。

その後、秘書の口座に入金された資金を、もとの方々にすぐ戻すように指示をいたしました。なお、報道で、秘書が口座に入金されたお金の一部を自分の債権者の返済に回したとの記事がありましたが、現在、すべての方に返金が済んだとの報告を受けています。

ここまでが、本件に関する経緯の詳細でございます。

次に、今後についてお話いたします。

A氏とそのビジネスパートナーの女性に対して、本年2月くらいから、すでに民事訴訟を提訴していましたが、それにくわえて刑事告訴についても、現在、準備を進めております。本件に関連した一連の事件に、法の裁きが必要だと考え、わたし自身も何も隠すことなく法廷ですべてを明らかにしたいと思います。

最後に、わたしが離党という決断をしたことについて、ご説明申し上げます。

7月30日、わたしがツイッターでコメントを出して以来、わたしの言動がたびたび国会で取り上げられるようになり、しまいには初当選前にブログで書いた日本国憲法に関する記事まで用いて、政府が野党に追及されるという事態にまで発展いたしました。

平和安全法制が国会で審議されている重要な局面で、わたしの個人的、プライベートなことが政争の具になるのを見ていられず、これ以上、党に迷惑はかけられないと判断し、離党を決断させていただきました。

これまでわたしを支援していただいた、地元、滋賀4区、滋賀県の皆さま、また、これまでご迷惑、ご心配をおかけしましたすべての皆さまに改めて心からお詫び申し上げるとともに、長く付き合ってきた後輩とはいえ、完全に信用してしまったわたし自身の人間的な甘さを心から反省し、失った信頼を取り戻すため、今後も努力してまいりたいと考えております。

若輩者のわたしではございますが、皆さまにおかれましては、引き続き、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

質疑応答

ヨシカワ(弁護士)

では引き続き、質疑応答に移らせていただきます。挙手いただいた方を指名いたしますので、もし指名された方は、所属とお名前をおっしゃっていただいた上で、ご質問をお願いいたします。

なお、時間の都合上、質問は1社につき形式的にも実質的にも1つ、手短に、また週刊文春掲載記事以外のご質問は、本日ご遠慮いただきますようお願いいたします。

では、お願いいたします。

日本テレビ(ミギマツ)

いま武藤議員のお話の中で、「国会議員のために枠をつくってある」というところを真に受けてしまったというようなお話がありましたが、実際には、その「枠」というのは国会議員のためにつくられているというような認識であったんでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

先ほども申し上げましたように、「国会議員枠」というものが存在していたという認識は、当時からもございませんでした。

わたしがA氏に対して国会議員が枠を押さえているということを言って資金集めをしては事実と異なるので、そのような表現を使ったり、わたしの名前を使いながら資金づくりをしないように、くれぐれも注意するようにということで、A氏に伝えていました。

そのことが誤解を招いてしまって、「国会議員枠」というものが存在して、それを秘匿するかのような表現というふうに受け取られたのではないかというふうに思います。

日本テレビ(ミギマツ)

ただ、報道でもされていますが、LINEのやり取りの中では「国会議員のために枠が押さえてあるのが一般に知れたら大変だぞ」っていう話が書いてあります。

これはつまり、やはり国会議員のために枠がしっかりあって、だからこそ便宜をはかってもらっているような枠があるというふうな認識を、というふうに受けとめるんですが、そのあたりはいかがでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

ご覧になっていただいたらいいんで、わたしが「国会議員のために枠を押さえてある」と言ったのは一箇所だけだと思います。

あそこの、たしかに記述は、友人、信頼している友人であったので、乱雑さや誤解を招く表現であったと思いますが、わたしの真意は「一般に国会議員のために枠を押さえていると誤解されてしまったら大変だ」というような意味合いで申し上げました。

言葉が乱雑や、あるいは誤解を招く表現だったことは、たいへん反省をしなければいけないし、申し訳なく思っています。

日本テレビ(ミギマツ)

そうしますと、最後の質問ですが、そもそも「国会議員のために枠を押さえている」という表現が乱雑だったとか、稚拙だったっていうことかもしれませんが、そもそもそういう表現を使った時に、本来、公募制であり、さらには平等、公正な取引をされなきゃいけないところで、「特別に枠が押さえてある」ということを表現すること以上、議員としてどうなのかというところに振り返ることはなかったんでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

わたし自身は、秘書の知人Bさんから、証券会社の得意顧客、お得意さんということで特別に枠が押さえてあるので、これを購入してはどうかという話を聞きました。

わたしではなく、そもそもそのBさんという方のために枠を押さえているというお話だったので、正確に、わたしが直接、確認することはいたしませんでしたが、秘書を通じて、そのBさんが枠を押さえていることは確実かどうかというのは、何度か訊ねたところでありました。

しかし、それは確実に押さえているという話がありましたので、わたしがA氏に対し、枠を押さえているということは確実なようですというふうにお伝えをしました。

Bさんとわたしの後輩Aは、A氏は、金銭の預かりがすでにございましたので、お互いに知人同士であったので、わたしがA氏にこの話をした時に、A氏が「これは誰からの話ですか」という問い合わせが、わたしのところにきました。

わたしは、Bさんからこの「枠を押さえている」という話がきました、というのをお伝えしたところ、BさんのことをすでにA氏は知っていましたので、「Bさんが押さえているんですね」ということを、その時「Bさんもいい話をもってきてくれますね」ということをA氏が言っていたので、わたしが国会議員として枠を押さえているということではなくて、B氏が証券会社のお得意先、得意顧客として特別に押さえているという認識が、A氏にもあったというふうにわたしは思います。

その後、A氏とLINEだけではなく電話等々でもやり取りしていますし、B氏やわたしの秘書と、A氏がやり取りする中でもそのことは確認されていたというふうに思います。

京都新聞(タカハシ)

武藤さん、1億円、これまで累計で貸し付けたということなんですけれども、武藤さんの資産報告書にそういった記載が一切ございませんが、そこの部分はいかがでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

わたし自身は、先ほど申し上げましたように、わたし個人の資金は4,000万円、友人から3,000万円、そしてわたしの親から3,000万円ということで、預かり金ということで、A氏に預かり証という形でそれまで預けてきました。

貸付金という理解ではなかったんですが、いま資産公開の対象となるかどうかということを、当局、関係部署に問い合わせて、今後、民事裁判で、どういう、その貸付金なのか、預かり金なのかっていう特定がなされると思いますが、それも踏まえて、相談をして適切に資産公開に当てはまるかどうかっていうのを、相談して適切に対応していきたいと思っています。

京都新聞(タカハシ)

BさんからAさんに取り次いだのは武藤さんご自身であると。そういった面からさまざまな疑惑がある中で、議員辞職のお考えは。(音声不良のため要約)

武藤貴也衆議院議員

今回、議員辞職を求めるような声がございますが、たくさんの方々にご迷惑やご心配をおかけし、個人的なことでこれ以上、党に迷惑をかけられないという思いで離党いたしました。

しかし、議員辞職につながる法的な問題に関しては、いまのところわたしは、担当当局というんですかね。当局とご相談申し上げて、すべて事実を話して、議員辞職につながるような法的な問題があるかということを考えた上で、回答させていただきたいと思います。

いまのところ、法律の専門家の方々や担当当局の方々とも相談させていただいてるんですが、わたし自身がその議員辞職につながるような法的な問題があった可能性はないというようなことでございますので、現段階では議員辞職については考えておりません。

テレビ東京(シノハラ)

議員辞職の件についてお聞きしたいんですけども、自民党を離党されたことについては党に迷惑をかけたからということのようですけれども、こうした疑惑を抱えながら国会議員を続けるということは、国民に対して迷惑というか、不都合を与えているというふうに考えませんか。

武藤貴也衆議院議員

今回の件で、たしかに多くの方にご迷惑やご心配をかけたことは事実だと思います。その点は非常に反省をして、謝罪をした上で、わたし自身の説明責任をしっかり、地元の有権者の方、あるいはさまざまな方に果たしていきたいと、そういうふうに考えております。

テレビ東京(シノハラ)

国会議員にこういう状態で留まられるってことは、武藤先生のお言葉を借りると、ご自身が「利己的」だというふうには考えませんか。

武藤貴也衆議院議員

国会議員の職を辞するということ、これは非常に重い決断であり、過去のいろんな事例もございます。その過去のいろんな事例も見た上で、わたし自身、議員辞職をする法的な責任が生じているかどうかというのをしっかり検討して判断をしてまいりたいというふうに考えております。

テレビ東京(シノハラ)

今後は議員辞職ということも選択肢の中にありうるということですか。

武藤貴也衆議院議員

法的な責任が生じて、議員辞職に値するというような結論が出されれば、そういうことも考えなければいけないというふうに考えています。

テレビ朝日モーニングバード』(ハラモト)

先ほど、誤解を招く表現がLINE上であったというようなお話がありましたが、そもそもこのLINEはご自分の書かれたものだということで、事実としては確認させていただいてもよろしいですか。

どのあたりの表現が誤解を招くというふうに思われましたか。

武藤貴也衆議院議員

ええ、結構です。

一般に国会議員が株の枠を押さえているというような認識が広まったら、これは問題だと、大変だと思うので、わたしとしては、そういう表現は絶対つかわないでやってくれと、資金づくりをするならばしてくれと言ったつもりだったのですが、一般にそのLINE上のやり取りが公開されるということも思っておりませんでしたので、公開されれば、「国会議員枠」というものが存在をして、それが一般に知れたら大変だと、あたかも事実のようにそれが誤解されたということを反省しなければいけないというふうに考えています。

テレビ朝日モーニングバード』(ハラミト)

ただ、「国会議員枠」というお話もありましたが、「来月新規公開株」という言葉が使われていますよね。

未公開株で、これまで過去に事件があったことはご存じですか。

武藤貴也衆議院議員

存じ上げています。リクルート事件のことです、はい。

テレビ朝日モーニングバード』(ハラモト)

そのことの繰り返しになるのではないかという認識はありませんでしたか。

武藤貴也衆議院議員

リクルート事件の際は、事実、国会議員がその枠を優先的に押さえていたという事実が明らかになったんだと思います。

今回の件に関しましては、事実としてわたしが押さえていたわけじゃなくて、B氏という秘書の知人が得意顧客として、証券会社から特別に枠を押さえているという話を聞きまして、それをわたしにこれで失った資金の穴埋めをしたらどうかという回答を、提案をいただいたので、事実としてリクルート事件のような、わたしが国会議員として枠を押さえていたということはございませんので、それはA氏もしっかり認識していたと。

LINE上のやり取りのあとも、その枠が何なのかということについてもA氏と話をしましたし、この話をもってきたのはBさんで、B氏で、その証券会社の得意顧客で、こういう特別に押さえられる枠があるようですということを伝えていましたので、そのリクルート事件とは明確に異なる、今回の一件であったというふうに思います。

テレビ朝日モーニングバード』(ハラモト)

未公開株の話を信じてお金を集めた場合は、金融商品取引法の違反の疑いで、また政治資金規正法違反の疑いもあります。また未公開株の話をでっちあげてしまった場合、こちらは詐欺罪の可能性もあります。

これに関しては、どのようにご本人としては受けとめていらっしゃいますか。

武藤貴也衆議院議員

まず、わたしが未公開株を買えるという話をでっちあげたという事実はございませんので、わたしが詐欺罪に該当するかということはないと思います。

その上で、また前段のご質問ですが、正確に申し上げますと、わたしが資金を集めたということは事実としてないわけです。週刊誌の記事ではわたしが「集金術」というように、わたしが資金を集めたかのような記述になっていましたが、わたしが提案したのはたったひとりA氏だけでありまして、わたしが預けていたお金が無くなってしまったと、失ってしまったということで、穴埋めしてはどうかということで、A氏のみに提案をさせていただきました。

ですから、わたしが前段の法律違反を犯して、資金をいろんな方々から集めたという事実はありませんので、その前段の法律にもわたしは反しないというふうに考えています。

テレビ朝日モーニングバード』(ハラミト)

罪にはならないという、罪にはならないと?

武藤貴也衆議院議員

その出資法に関しては、たしか事業として、1回だけじゃなくて、事業としてその資金集め、株式購入のために継続、反復して資金集めをした場合に該当する可能性があるというふうに、弁護士の先生や専門家の先生からお聞きしていますので、そういう事実は現実としてなかったわけでございますので、その法律にも該当しないというふうに考えています。

フジテレビ『とくダネ!』(キノシタ)

先週、武藤議員がフェイスブックに掲載されました文章を読ませていただきました。そしてきょう会見で話された内容も聞いて、これを合わせますと武藤議員自身は自分は被害者であるという主張でよろしいでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

いえ、わたくしが軽率に人を信用してしまう、そのためにご迷惑をおかけしたことはあると思いますので、わたし自身、そのような方々にたいへんご迷惑をおかけした、あるいは申し訳ないことをしたという認識であります。

フジテレビ『とくダネ!』(キノシタ)

フェイスブックでご自身が、きわめてこの記事を恣意的で一方的かつ事実と異なると書かれていますけれども、非常に矛盾するように感じるんですがいかかでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

その点に関しましては、週刊誌の記事があたかもわたしが資金を集めた「集金術」というふうな断定をして書かれておりました。さらに記事の内部で「詐欺罪や横領罪の可能性も」というような書かれ方をしていました。主語がないわけですね。

ですから非常に、誰が詐欺や横領罪の可能性があるのか、あるいは誰が資金を集めたのかということがまったく書かれていなかったので、わたしはシジ的と、集めて、資金を集めたこともありませんので、「集金」ということに関しては事実と異なるというようなことを書かせていただきました。

しかし、わたし自身が一方的な被害者だというふうには思いません。わたし自身の軽率、あるいは人を簡単に信用してしまうという行為によって迷惑がかかってしまった、そういう部分は存在すると思いますので、そういうことに関しても、法的な場も含めまして、しっかり責任を果たしていきたいというふうに考えています。

フジテレビ『とくダネ!』(キノシタ)

最後の質問になるんですけれども、いまこれだけの騒動になってます。武藤議員としては法的責任がなければ、国会議員は続けてもいいという考えということでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

今回の件はたいへん個人的な、プライベートな問題であります。たしかに党にご迷惑をかけた、審議に余計な負担をかけた、これはたいへん重いことだと思い、離党をさせていただきました。

しかし、国会議員としての政治活動、これと、また個人的な問題はわたし自身、切り離すべきだというふうに考えておりますし、過去の事例、国会議員の職を辞す、この事例を見まして、重大な法的な責任が生じるのであれば、それは国会議員の職を辞することも考えなければいけない、こういうふうに考えた結果、いま、そのことについては法的なところに相談をして、考えてまいりたいというふうに考えています。

TBSテレビ『ニュース23』(氏名不詳)

B氏から「特別な枠」、そういうその「押さえられている」というキーワードを聞いた時に、自分が国会議員であるという自覚は持ち続けていられましたか。それとも自分の立場、優位性みたいなものを何かお感じになっていたんじゃないでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

国会議員としての優位性というものは、正直申し上げまして、考えておりませんでした。

たしかに、こういう仕事をしておりますとたくさんの方と出会う機会はございます。そういう意味でいろんなお話を聞く機会がありまして、国会議員としての優位性というよりも、そういう交友関係といいますか、交流関係の中で、証券会社と懇意にしている方が枠を押さえているという認識であったと、振り返った時にも思います。

TBSテレビ『ニュース23』(氏名不詳)

あくまで個人的なやり取りであるならば、なぜ秘書の口座に、その集めたお金を振り込ませたんでしょうか。

武藤貴也衆議院議員

ええ。先ほども申し上げたんですが、このA氏というわたしの後輩が本来、株式を購入すべきだとわたしも考えておりました。しかし、A氏が非常に多くの金銭トラブルを抱えておりましたので、自分の口座が裁判所から仮差し押さえが入って、口座を使えないというA氏からの話もありました。ご自身が、あまりよくないことでありますけれども、ブラックリストに載っているから新しい口座も作れないんだという話がありまして、それではどうしたらいいだろうかと秘書と相談の上、わたしの秘書の口座をA氏の代わりに使ったというふうに聞いています。

ですからA氏も自分の口座ではなくて、わたしの秘書の口座に振り込むようにということを、資金づくりをする時に周りの方におっしゃったのではないかなというふうに考えます。

TBSテレビ『ニュース23』(氏名不詳)

最後に、次、もし衆議院選挙があるとしたら、いまこういう状態の中、こういう状態に身をおかれている中で、出馬されますか。

武藤貴也衆議院議員

それは正直申し上げまして、今後のわたしの活動にかかっていると思います。地元の皆さん、皆さま。後援会の、わたしを支えていただいている皆さまに、しっかりと、ご迷惑、ご心配をおかけしたことを謝罪をして、今回の件について細かくご説明申し上げた上で、わたし自身が政治家としてやっていく資格があるかどうかということを、地元の皆さんを含めて、ご相談をして考えていきたいというふうに思います。

NHK(コセ)

これまでのご説明の中で、国会議員としての立場を利用して資金集めをしたことはないということでご説明をされましたし、口座の名義も、Aさんの口座がクローズになったから秘書の名義の口座を使われたということでしたけども、LINEのやり取りの中で、議員会館に投資家の方を呼んで勧誘した方が信用されるんじゃないかといったようなやり取りを、Aさんとされていたという情報があるんですけれども。

Aさんと武藤さんとの間で、今回の未公開株の投資家を募る際に、議員会館に投資家の方を連れてきた方が信用されるんじゃないかとか、そういったやり取りをされていたという情報があるんですけれども、それは事実かどうかということと。

そうしますと、議員としての特権というか、議員会館を使ってそういった出資金を集めるということに、武藤さん自身が関わっていたということになりますけれども、それについてご本人のご責任はどのように感じていらっしゃいますか。

武藤貴也衆議院議員

正直申し上げまして、そういったことを言った事実はないと思います。実際、議員会館に、A氏が株式を購入したいという投資家の方を連れてきたということは、わたしの記憶するかぎりでは一度もございませんし、事実、そういう話も聞いたことはありませんので、そういうやり取りもなかったと思います。議員会館で、株の購入をしたいという方を連れてきて話をしたらどうかということは、わたしは言ったこともありませんし、事実と異なると思います。

NHK(コセ)

そうしたLINEのやり取りがあるという情報はあるんですけれども、それはそのLINEのやり取り自体が虚偽だということですか。「議員会館に連れてきた方がいいんじゃない?」という、買いたい方なのか、仲介の方なのかわかりませんけれども、今回の投資に関して、そういった関係者の方を呼んできたら信頼されるんじゃないかという呼びかけをされていたという情報があるんですけれども。

武藤貴也衆議院議員

ちょっとその情報に関しては再度確認をして、わたしの記憶にないことでございますので、またご連絡をさせていただきたいと思います。

(所属・指名不肖)

ツイッターの方はそのまま、あれは維持されるということでよろしいですか。

武藤貴也衆議院議員

はい、そのつもりであります。

説明責任に関しては、これからもしっかり果たしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

発言者:武藤貴也衆議院議員